わらびの季節が近づいてきましたね。
でも、わらびのあく抜きって面倒そうとか、初めてだと失敗しそうとか思っていませんか?
実は小麦粉と塩さえあれば簡単に失敗せずに出来ちゃう方法があるんです!
わらびの季節になると山菜取りが趣味の方から頂いたり、産直市場などで朝取りの新鮮なわらびが手に入ることもあります。
今回は様々なわらびのあく抜き方法の中でもお家によくある材料、小麦粉と塩を使った簡単なわらびのあく抜き方法をご紹介していきたいと思います。
「失敗したらどうしよう」と思っている方も安心してください。
小麦粉と塩を使った方法は失敗し難いうえに時短であく抜きができるのです。
それでも失敗してしまうこともよくありますので失敗したときの対処法もご紹介していきます。
目次
わらびのあく抜きはなるべく早く行うべし!
わらびに限らず、山菜全般に言えることなのですが、あく抜きは採ったその日、それも採れてからあまり時間を空けずにあく抜きすることが重要です。
山菜は採った直後が一番あくが少ない状態です。
しかし時間が経つと少しずつ全体にあくが広がっていきます。
「あく抜きしたのにまだ苦味や渋味がある」と言う経験をしたことがある方はもしかしたら採れてから時間が経ちすぎていたのかもしれません。
収穫からあく抜きまでの時間であく抜きに失敗することもあります。
なので、購入するなら午前中の入荷直後のものを購入し直ぐにあく抜き、頂きものなら頂いた直後に早急にあく抜きすることをおすすめします。
簡単!お家にある小麦粉と塩でわらびのあく抜き
それでは早速、お家によくある材料、小麦粉と塩で行うわらびのあく抜き方法をご紹介していきます。動画を参考にチャレンジしてみてください。
材料
水 1ℓ
小麦粉 大さじ4
塩 小さじ2
この他にわらびが余裕で入るくらいのお鍋を用意してください。
材料の分量は水1ℓに対しての分量ですので、お鍋の大きさやわらびの量に応じで分量を増減してくださいね。
あく抜きの手順
10分~20分経ったら、わらびを少し切って味見をし、あくが抜けていればあく抜き完了です。
味見をしてまだあくが抜けていないときは、あくが抜けるまでそのまま30分~40分、水を交換しながらつけておけばあくが抜けます。
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わらびのあくが抜けているか見分ける方法
上手くあく抜きができているかどうかは初めてだと、パッと見ではよく分かりませんよね。
味見すれば直ぐ分かりますがあくが抜けていないと最悪です。
あく抜きが上手くできた場合は、見た目にも表れます。
上手くあく抜きができたわらびはどんな特徴なのでしょう?
あく抜きが上手くいくと、わらびはヌメリとネバリが出てきます。
あく抜きが終わったら、わらびを1本試しに切ってみて、切り口がトロッしてネバリとヌメリが出ていれば、あく抜き成功の証です。
そのままお浸しなどシンプルなレシピでわらびの味と香りを楽しめます。
わらびのあく抜きに失敗した!そんなときの対処方法は?
初めてわらびのあく抜きに挑戦して失敗してしまうと凹みますよね。
でも安心してください!
何度もあく抜きをしたことがある人でも失敗することがあるんです。
いつも通りあく抜きしたはずなのになんだかあくが抜け切れていないなんてことはよくあることです。
わらびに限らず山菜全般に起こることで、山菜の産地や採ってからあく抜きまでの時間など様々な要因で、いつも通りあく抜きしても失敗してしまうことがあるんです。
ここではあく抜きに失敗したときの対処法をご紹介していきます。
少しあくが残っている感じなら水につけておきましょう!
あくが抜け切れてないと感じる程度の失敗なら、あく抜き方法でも紹介した通り、水を交換しながら半日~1日くらい水につけておいてください。
あくが少し残っている程度ならこの方法であくが抜け切ります。
調理してあくの苦味や渋味を誤魔化しましょう!
先にご紹介した方法では半日~1日の時間が必要になります。
「そんなに待てない!」と言う方もいると思います。
そんなときは調理してわらびに残っているあくの味を誤魔化しちゃいましょう。
味付けや調理方法次第で少しのあくなら誤魔化すことができます。
<わらびの炒め煮>
出典:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1040008536/
適当な長さに切ったわらび、油抜きをして千切りにした油揚げ、彩に千切りにした人参をごま油で炒め合わせます。
人参に火が通ったら、酒、みりん、砂糖、醤油を合わせた合わせ調味料を回し入れ味付けをします。
全体に味が絡んだら出来上がりです。
油で炒めることで油分でわらびのあくが抜け苦味や渋味を和らげてくれます。
油揚げとわらびだけでもOKですし、油揚げをさつま揚げに変えたり、インゲンを加えたり、コンニャクを加えたり、ごま油をサラダ油に変えたりと様々なアレンジができます。
あくが抜けきらなかったときはお家にある材料を使って対処ができます。
全くあくが抜けていないときの対処方法
全くあくが抜けていないときは、もう一度最初からあく抜きをします。
重曹を使ったあく抜き方法の場合はわらびが溶けてしまったりするので、やり直すことが難しいのです。
ですが、小麦粉と塩の方法は柔らかくなってしまいますが、溶けることはないのでやり直すことができます。
やり直すのは面倒と言う方は熱湯につけて直ぐに取り出し冷水につけ、流水又は時々水を交換しながら1日置く方法もあります。
わらびの温度が下がることであくが抜けるのを利用した方法になります。
柔らかくなるのが嫌な方にもこの方法はおすすめです。
「直ぐには食べない、暫く冷蔵庫に保存しておく」と言う場合は、毎日水を取り替えて保存していると段々とあくが抜けてきますので、お浸しなどで味わうことができるくらいにあくが抜けます。
ここまでしてもあくが残る場合はリベンジを誓いつつ今回は諦めて、油で炒めたり、天ぷらにしたりと、油を使ってあくの苦味や渋味を和らげて食べましょう。
あく抜きしたわらびの保存方法と保存期間
上手くあく抜きができたわらびは一度に食べてしまってもいいですが、食べきれなかったら保存しておきましょう。
保存方法も色々あるので合った方法で保存してくださいね。
手軽に水につけて保存
タッパーやジッパー付きの袋などにわらびを入れ、わらびがしっかり浸かるくらいの水を入れて冷蔵庫で保存します。
毎日水を交換すれば1週間くらい冷蔵庫で保存することができます。
一番楽チン簡単!冷凍保存
あく抜きが完了したわらびの水気をしっかり切り、ジッパー付きの袋に入れて冷凍庫で保存します。
この方法だと2~3か月保存することが可能ですので、わらびが沢山あるときは冷凍保存がおすすめです。
使いやすい長さに切って小分けにして冷凍保存すれば、解凍せずにそのまま直ぐに料理に使うことができ、便利です。
ただしシャキッとした食感は損なわれます。食感が好きな方は冷蔵保存で早めに食べることをおすすめします。
「わらびのあく抜きは小麦粉と塩!失敗した時の対処法は?」まとめ
小麦粉と塩を使ったあく抜き方法はいかがでしたか?
重曹を使う方法が一番有名ですが人的には重曹よりも時短で手軽な小麦粉と塩の方法がおすすめです。
何より失敗が少なくて、失敗してもやり直すことができるのが一番も魅力だと思います。
わらびのあく抜き未経験の方でもこれさえ覚えれば、もうわらびのあく抜きなんて怖くありませんよ。
今年は是非わらびのあく抜きにチャレンジしてみてくださいね。