わらびのあく抜きは色々ありますが、その中でも一番ポピュラーな重曹を使った簡単なあく抜き方法の分量や保存方法などをご紹介していきます。
わらびのあく抜きと言えば重曹を使う方法がポピュラーですが、方法や分量を少し間違えるとわらびが溶けてしまうこともあります。
でも重曹を使うと簡単にあく抜くができるので、是非参考にしてみてくださいね。
目次
重曹を使った簡単なわらびのあく抜き方法
重曹を使ったわらびのあく抜き方法の分量や時間などを詳しくご紹介していきます。
分量さえ間違わなければ簡単にできる方法なので分量はしっかり守ってくださいね。
材料
わらびの量に合わせて重曹や水量を調節する必要があります。
重曹は水1ℓに対して小さじ1杯、水はわらびの量の倍と覚えておくと、わらびの量に合わせて重曹などの材料を調節するのが簡単です。
もう一つ大切なことはあく抜きしたいわらびが全部入るくらいの大きさの鍋を用意するとこです。
重曹水にしっかり浸けなくてはならないので、わらびの量の倍の水とわらびが余裕で入るくらいの大きさが必要になります。
大きなお鍋を用意すると安心ですね。
わらび、重曹、水はそれぞれ計って用意しておくとスムーズに作業を進められますので、特に重曹は計って準備しておいてください。
重曹を使ったわらびのあく抜きの手順
材料が分かったところで続いては重曹を使った簡単なわらびのあく抜きの手順をご紹介していきます。
後はそのまま一晩放置します。動画では蓋をしないことがコツだと言っていますが、開けっ放しが気になる方は蓋をしても大丈夫です。
一晩置いたわらびを何回か水洗いをして、重曹をしっかり洗い流します。
わらびのあく抜きは終了です。このままお浸しとして食べることができます。
わらびのあく抜きができているか見分ける方法
重曹を使ってわらびのあく抜きを行っても失敗することがあります。
わらびのあく抜きが手順通り終わったら、わらびのあくがきちんと抜けているか確かめてください。
わらびのあくが抜けているか確かめる方法で一番簡単な方法は少し食べてみることです。
食べてみて苦味や渋味がなければあく抜きが上手くできた証拠ですので、そのまま食べて大丈夫です。
ただ、食べて確認したとき、あくが抜けていない場合は口の中が最悪なことになります。
「それは嫌だな」と思う方はあく抜きが終わったわらびを一本切ってみてください。
切り口がトロッとしていてヌメリが出ていればあく抜きが上手くできた証拠ですので、そのまま食べても苦味や渋味はありません。
食べてあくが抜けているか確かめるのが嫌な方は切って確かめる方法を試してみてください。
重曹を使ったわらびのあく抜きの注意点
重曹を使ったわらびのあく抜きは簡単にでき、失敗も少ないのですが、分量を間違えると失敗することがあります。
重曹が多すぎるとわらびが溶けてドロドロした感じになってしまいます。
材料のところでも書きましたが、分量はしっかり守るようにしてください。
分量を守ることがわらびのあく抜きを成功させるコツであり、注意点です。
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わらびのあく抜き後の保存方法
ここではあく抜きが完了したわらびの保存方法をご紹介していきます。
ご紹介する保存方法を参考に折角あく抜きしたわらびを最後まで楽しんでくださいね。
一番手軽で簡単~水に浸けて保存~
一番簡単で手軽な保存方法は水に浸けておく方法です。
タッパーやジッパー付き保存袋などにわらびを入れ、わらびがしっかり浸かるくらいの水を入れて冷蔵庫で保存します。
毎日水を取り換えれば、1週間保存できます。
あくが抜け切っていない場合、この方法で保存しているだけでもあくが抜けてきます。
もしあくが残っている感じがあれば、この方法での保存がおすすめです。
簡単に長期保存~冷凍保存~
1週間では食べきれない量がある場合は迷わず冷凍保存してしまいましょう!
冷凍保存の方法は2通りあります。
手軽な方法はしっかり水を切ったわらびをジッパー付き保存袋に入れそのまま冷凍します。
解凍するとベチャとした感じになるので、食べるときは解凍せずに凍ったまま料理に使ってください。
解凍して使いたい方はジッパー付き保存袋にわらびとわらびが浸るくらいの水を入れて冷凍してください。
この方法は自然解凍をして食べることができ、食感もそのまま冷凍した場合よりは損なわれません。
水の代わりに麺つゆやお出汁などを入れて冷凍すれば、味付けの手間が省けますよ。
冷凍保存の保存期間はどちらの方法も2~3か月保存することが可能です。
食べきれないときは用途に合わせて冷凍して保存してみてください。
冷凍する際、使いやすい長さに切ってから冷凍保存すると食べるときの手間が省けます。
手間は掛かるけど1年以上保存可能~乾燥保存~
長く保存したいときはわらびを乾燥させて保存してみてください。
乾燥させるのに手間は掛かりますが、冷凍よりも長く保存することができます。
お家にあるザルなどに広げて乾燥させてもいいのですが、天日干ししなくてはならないので、日当たりの良いところに干す必要があります。
ベランダに日当たりが良くてザルを置けるスペースがないこともあります。
そんなときは100円ショップやホームセンターなどで売られている干しカゴを使うと便利です。
干しカゴなら物干し竿など、吊り下げられるところがあれば干せますし、ザルで干すよりも日当たりも確保しやすく、風で飛んでくるホコリや虫などの付着もザルで干すよりは防げます。
乾燥方法はあく抜きが終わったわらびを干しカゴの中に重ならないように並べていきます。
並べ終わったら、外に出し日当たりの良い所に吊るして天日干しし、時々様子をみて少し乾いてきたら手で揉みます。
揉む作業を1日に何回か行い完全に乾燥させていきます。
わらびを乾燥させるときは天気予報と睨めっこして天気の良い日を狙って行ってください。
もし暫く晴天が望めないときはお家の中で扇風機やストーブを使い乾燥させてもいいです。
わらびが完全に乾燥したら、乾燥剤と一緒にジッパー付き保存袋などに入れ、しっかり密閉して冷蔵庫や湿気が少ない場所で保存してください。
食べるときは水に暫く浸して戻し、更にお鍋に水戻ししたわらびと水を入れ火にかけ、茹でて戻します。
ポイントは水から火にかけ、ゆっくり戻していくことです。
ゆっくり茹でて戻すことで、柔らかく戻すことができます。
しっかり戻ったらそのままお浸しや煮物などに調理して食べることができます。
乾燥わらびの保存期間は1年以上です。
常温で長期保存が可能~水煮瓶詰~
乾燥わらびは結構手間が掛りますし、食べるときも手間が掛ります。
もう少し手間を省いて長期保存する方法として水煮瓶詰があります。
あく抜きが終わったわらびを瓶に詰めていき水を瓶の口まで入れます。
瓶の蓋は閉めずに乗せるだけにしてお鍋に入れ、お鍋に水を瓶の口の少し下くらいまで入れます。
お鍋に水を入れたら中火にかけ、沸騰してきたら火を弱め30分ほど煮沸していき、30分経ったらお鍋から取り出し、熱いうちに瓶の蓋をしっかりと閉め、逆さまにして置き冷まして出来上がりです。
水煮瓶詰は常温保存が可能なのに保存期間は1年と長期ですし、食べるときはそのまま直ぐに食べることができるので少し手間は掛かりますが便利な保存方法です。
「わらびのあく抜きを重曹で簡単に!分量や保存は?」まとめ
重曹を使ったわらびのあく抜き方法や保存方法はいかがでしたか?
重曹であく抜きを失敗する方もいるのですが、分量さえ守ればそれほど失敗することはないので、是非試してみてください。
保存方法も色々ありますので、自分に合った方法で保存して、わらびを無駄なく美味しく楽しんでくださいね。