今ニュースで話題の森友学園ですが、松井大阪知事の発言に、「忖度(そんたく)」というワードがありました。流行語大賞の候補の1つにノミネートされるのではないかという勢いで広まっています。
原発に反対する住民や、その他様々なシーンで忖度が使われるようになりましたが、実際のところ意味や使い方は何なんでしょうか?
さらに、似たような語句で「斟酌(しんしゃく)」がありますが、忖度とはどう違うのでしょうか?
子どもにもわかりやすく説明できるようになりたいですよね!
そこで今回は、
「忖度(そんたく)と斟酌(しんしゃく)の意味と使い方は?森友学園で流行語大賞?」
をテーマに、
・忖度と斟酌の意味の違いは?
・忖度の使い方は?
について紹介します。
忖度と斟酌の意味の違いは?
まず、忖度の意味についてです。
【忖度の意味】
[名]スル他人の心をおしはかること。「相手の真意を―する」
続いて、斟酌の意味です。
【斟酌の意味】
[名]スル《水や酒をくみ分ける意から》
1 相手の事情や心情をくみとること。また、くみとって手加減すること。「採点に―を加える」「若年であることを―して責任は問わない」
2 あれこれ照らし合わせて取捨すること。「市場の状況を―して生産高を決める」
3 言動を控えめにすること。遠慮すること。「―のない批評」
[広辞苑第6版より]
どちらも、「相手の心情を汲み取る・推し量る」という部分では同じですね。
ただし、斟酌は汲み取るだけでなく、汲み取った内容を踏まえて取捨する(処理する)という意味合いも含まれています。
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忖度・斟酌の使い方は?
忖度の使い方ですが、相手の気持ちを察する場面で使うことが多そうですね!
・子どもの気持ちを忖度する
・この記事は世の中の人の気持ちを忖度した内容です
あくまで「相手が何を思っているのか?してほしいのか?自分なりに考える」ということではないでしょうか?
一言で言うと「気を利かせる」というニュアンスが含まれていると思います。
続いて、斟酌(しんしゃく)の使い方ですが、
・営業マンは、取引先の言葉を斟酌し、商品を提案した
というように、ことばの裏にある真意、言葉にあらわされない気持ちを読み、商品を提案するといった行動が伴う場合に使うようですね。
まとめ
いかがでしたか?
忖度と斟酌の意味と使い方について紹介しました。
内容をまとめると、
・忖度は相手の気持ちを察すること
・斟酌は相手の気持ちを察した上で何か行動・処理すること
といった具合になるかと思います。
ぜひ日常生活でも使ってみてください。
以上、
「忖度(そんたく)と斟酌(しんしゃく)の意味を子どもにもわかりやすく!使い方は?流行語大賞?」
でした。